「A賞を狙ったら2万円かかった」はなぜ起きるのか
一番くじでよく聞く後悔のひとつが「A賞を狙って引き続けたら思ったより高くついた」というものです。
これは運が悪かったわけではなく、引く前に期待値を計算していなかったことが原因です。A賞が何本入っていて、全部で何本あるのかを把握するだけで、事前に「平均いくらかかるか」を知ることができます。
賞ごとの期待値の計算方法
一番くじの期待値(目当ての賞が出るまでの平均費用)は以下の式で計算できます。
平均回数 = (総数 + 1) ÷ (目当ての賞の本数 + 1) 期待金額 = 平均回数 × 1回の価格
具体例:よくある50本・800円のくじ
| 賞 | 本数 | 平均回数 | 期待金額 |
|---|---|---|---|
| A賞(1本) | 1本 | 25.5回 | 20,400円 |
| B賞(2本) | 2本 | 17.0回 | 13,600円 |
| C賞(5本) | 5本 | 8.5回 | 6,800円 |
| D賞(10本) | 10本 | 4.6回 | 3,667円 |
A賞1本のくじで「A賞だけ」を狙うと、平均で20,400円かかります。これはフィギュアの定価(多くの場合5,000〜15,000円)より高くなるケースも珍しくありません。
複数の賞を同時に狙うと費用が下がる
「A賞またはB賞が欲しい」という場合は、合計本数で計算します。
- 総数:50本
- A賞:1本、B賞:2本(合計3本が対象)
- 1回:800円
平均回数 = (50 + 1) ÷ (3 + 1) = 12.75回 期待金額 = 12.75 × 800円 = 10,200円
A賞のみを狙った場合(20,400円)と比べて、約10,000円安くなります。狙う賞の幅を少し広げるだけで期待金額が大幅に変わります。
残数が減ると期待金額が下がる
くじを引くにつれて残数が減るため、期待値は変化します。以下はA賞1本・800円のくじで残数別に計算した例です。
| 残数 | A賞残り | 平均回数 | 期待金額 |
|---|---|---|---|
| 50本 | 1本 | 25.5回 | 20,400円 |
| 30本 | 1本 | 15.5回 | 12,400円 |
| 15本 | 1本 | 8.0回 | 6,400円 |
| 8本 | 1本 | 4.5回 | 3,600円 |
| 3本 | 1本 | 2.0回 | 1,600円 |
残数が10本を切ると、期待金額が急激に下がります。すでに何人か引いた後のくじを狙うのは理にかなった戦略です。
フリマ相場と比較することが重要
期待金額を計算したら、必ずメルカリや駿河屋の相場と比較しましょう。
- A賞の期待金額:20,400円
- メルカリでのA賞の相場:8,000円
この場合、メルカリで購入する方が12,400円安くなります。くじを引く楽しさはありますが、「どうしてもA賞が欲しい」のであればフリマで購入した方が合理的です。
逆に、期待金額がフリマ相場より安い場合は、くじを引く方がお得になります。
ラストワン賞の期待値
多くの一番くじには「ラストワン賞」があります。最後の1本を引いた人だけがもらえる特別な賞で、フィギュアの場合は別カラーやセット品であることが多いです。
ラストワン賞を狙って全部買いすることもできますが、50本×800円=40,000円かかります。ラストワン賞のフリマ相場と比較してから判断しましょう。
よくある疑問
Q. A賞1本のくじは引かない方がいいですか?
A. A賞のみを狙うのであれば、期待金額とフリマ相場を比べて判断することをおすすめします。ただし、A賞とB賞など複数を対象にすれば期待金額は大幅に下がります。また残数が少なくなっているタイミングであれば、期待金額も下がっています。
Q. 期待金額より安く当たることはありますか?
A. あります。期待金額はあくまで平均値であり、1回目で当たることもあります。ただし期待値の2倍以上かかることもあるため、予算の上限を決めてから引くことが重要です。
Q. くじのねで賞ごとの期待値を計算できますか?
A. はい。スケジュールページからくじを選び、狙いの賞にチェックを入れると賞ごとの期待金額が自動計算されます。残数を入力するとよりリアルな数字が確認できます。
まとめ
一番くじで特定の賞を狙う場合、引く前に期待金額を計算することが大切です。A賞1本のくじは期待金額が高くなりやすく、フリマ相場と比較したうえで判断しましょう。複数の賞を対象にしたり、残数が少ないタイミングを狙ったりすることで、同じくじでも費用を抑えられます。くじのねで事前に計算してから臨みましょう。